大人も楽しめる絵本・児童書~翻訳できない世界のことば・あるかしら書店~

小学校高学年

「絵本や児童書は子どもが楽しむもの」なんて思い込み、ありませんか?

そんなことは決してありません!

最近は大人も子どもも楽しめる絵本や児童書がたくさん発売されています。

そこで、この記事では大人も楽しめる絵本・児童書を2冊紹介します。

もちろん子どもも楽しめる本なので、ぜひ親子でも手に取って読んでもらいたいです。

また、元小学校教諭の私が考えたおすすめの楽しみ方もあわせて紹介します。

小学生のお子さんの、児童書から一般書へのステップアップの第一歩にもおすすめです。

こんなときにおすすめ

・大人も楽しめる、そして親子でも楽しめる本が知りたい

・世界のことばに出会える本が読みたい

・本の世界の想像がふくらむような本が読みたい

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本紹介&おすすめの楽しみ方

世界中の言葉と出会おう 『翻訳できない世界のことば』

『翻訳できない世界のことば』
<エラ・フランシス・サンダース 著/前田まゆみ 訳/創元社 刊>
かんたん紹介

世界中には、たくさんの言語・言葉があります。

「自分の国の言葉で言うと・・・」と翻訳して言葉の意味を知るわけなのですが、
「一言では翻訳できない言葉」がたくさんあることを知っていますか?

そんな言葉を翻訳してみると・・・?

あなたがまだ知らない「言葉との出会い」がたくさんつまった一冊です。

日ごろ生活していると、言葉では何とも言い表せない場面や感情に出くわすことがあります。

「今の自分の状況や気持ちを一言で言うと、何て言うのかな?」

そんなことを考えた経験ってありませんか?

その答えが、この本の中にあるかもしれません。

この本では、一言では訳せない、世界のユニークな単語がたくさん紹介されています。

一例を紹介します。

・水面にうつった道のように見える月明かり

・逆に笑うしかないくらいじつは笑えない、ひどいジョーク

・だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること

・語れないほど幸福な恋に落ちている

このように、日本語では一言では訳せない場面が、世界各国の言葉で、一言で表現されています。

紹介されている単語は52個、言語の数は30語以上!

ノルウェー語、イタリア語、スウェーデン語、アラビア語、オランダ語・・・など。

様々な言語の単語が紹介されています。

カッピー
カッピー

単語の紹介ページにはおしゃれで色鮮やかなイラストが描かれています。

イラストを眺めているだけでもワクワクしますよ。

こちらの特設ページと動画では、本の中身も一部紹介されています。

興味のある方はぜひ一度のぞいてみてください。

『翻訳できない世界のことば』特設ページ

楽しみ方① 自分の生活・日常会話で使ってみる

この本の中には、あなたが「わかる!」「こういう時ある!」と思う言葉がきっとあります

その言葉を、ぜひ自分の生活で使ってみてください。

今までモヤっとしていたけど表現できなかった、自分の気持ちに気付くきっかけになるかもしれませんよ。

楽しみ方② 世界地図を片手に旅行気分で

この本では、世界各国で使われている言語が紹介されています。

どこの国や地域で使われている言葉なのか、地図を片手に楽しむのはいかがでしょう?

まるで世界中を旅しているような・・・

そして現地の人々と話しているような・・・

そんな気持ちになれるかもしれませんよ。

楽しみ方③ 親子でオリジナル絵本づくり

この本の特徴として、イラストが魅力的だとお伝えしました。

そこで、お子さんと一緒に「自分ならこの言葉はこう描く」と、オリジナルイラストで表現してみるのはいかがでしょうか?

これをきっかけに、お子さんも世界や言語への関心を深めてくれるかもしれませんよ

カッピー
カッピー

幼いお子さんには少し難しい言葉や表現もあるかもしれないので、大人の方がわかりやすい言葉に置き換えて伝えてあげてください。

こんな本って、あるかしら? 『あるかしら書店』

『あるかしら書店』
<ヨシタケシンスケ 著/ポプラ社 刊>
かんたん紹介

ある町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。
このお店は「本の本屋さん」。
本にまつわる専門店です。

店のおじさんに「○○についての本ってありますか?」と聞いてみてください。
きっとおじさんは「ありますよ!」と言って、店の奥から出してきてくれますよ。

さぁ、今日はどんなお客さんが、どんな本を探しにやってくるかな?

この本は、「第一回小学生がえらぶ!子どもの本総選挙」で第2位に選ばれました。

子どもたちにも人気ですが、大人も楽しめる一冊です。

あるかしら書店には、さまざまな本を探しにお客さんがやってきます。

例えば、「本にまつわる仕事」の本。

店のおじさんが持ってきてくれたのは、こんな本でした。

・ 読書履歴捜査官

・ カリスマ書店員養成所の一日

・ 本のタイトルとその正しい並べ方

・ 本のつつみ方

・ 文庫犬

・ 本とのお別れ請負人

カッピー
カッピー

タイトルからいったいどんな本なのか想像してみてください

中身は読んでからのお楽しみ。

楽しみ方① 親子でそれぞれのお気に入りの本を選ぶ

この『あるかしら書店』では、たくさんの本が登場します。

どの本も斬新で、魅力的で、実際にあってほしい本ばかりです。

そんな本の中から、あなたとお子さんのお気に入りの一冊を選んでみてはいかがでしょう?

お互いにどんなところが気に入ったのか、いっぱいお話してみてくださいね。

楽しみ方② オリジナルの本を考える

この本を読むと、「こんな本があったらいいのにな」と、きっと想像がふくらみます。

その想像を、形にしてみませんか?

ポプラ社HPには、『あるかしら書店』妄想ワークシートが用意されています。

お子さんと一緒に、たくさん想像をふくらませて楽しんでみてください。

ポプラ社HP 『あるかしら書店』特設ページ

カッピー
カッピー

妄想ワークシートの他に、かわいいぬりえも用意されています

こちらも親子でぜひ楽しんでくださいね。

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まとめ

大人も楽しめる絵本・児童書を紹介しました。

「大人も楽しめる」と紹介しましたが、もちろん子どもたちも楽しめる本です。

ぜひ親子で一緒に、本の世界を楽しんでください。

そして、たくさん想像したり表現したりしてみてください。

今まで気づかなかった、新たな世界が広がるきっかけになるかもしれません。

〇●今回紹介した絵本●〇

◆『翻訳できない世界のことば』
 <エラ・フランシス・サンダース 著/前田まゆみ 訳/創元社 刊>

◆『あるかしら書店』
 <ヨシタケシンスケ 著/ポプラ社 刊>

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