【夏の怪談話に】怖い話の絵本4選 ~背筋がゾクッとする絵本~

小学校中学年

涼しさを感じたくなる、暑い夏。

「家で手軽に涼しさを感じる良い方法はないかな?」なんてお困りの方、おられませんか?

では、背筋がゾクッとするような絵本はいかがでしょうか?

この記事では、怖い話の絵本を紹介します。

小学生はもちろん、大人が読んでもゾクッとするような、怖い絵本ばかりですよ。

怖い話が苦手なお子さんは、トラウマにならないよう、大人の方が事前に内容を把握して、お子さんに合わせてよんであげてください。

こんなときにおすすめ

・怖い話の絵本が読みたい

・子どもが身近に感じる怖い話の絵本が読みたい

・薄暗い帰り道が思い浮かぶような、ゾクッとする絵本が読みたい

・驚きと恐怖の展開が待ち受ける怖い絵本が読みたい

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絵本紹介

キミが嫌なものなら何でも…『たべてあげる』

『たべてあげる』
<ふくべあきひろ 文/おおのこうへい 絵/教育画劇 刊>
【写真引用:教育画劇
あらすじ

ピーマンなんておいしくないし、大嫌い!
誰か代わりに食べてくれないかな~と、りょうたくんが考えていると…

「たべてあげる」

ふと見ると、コップの後ろから小さなりょうたくんがのぞいています。
そして、小さなりょうたくんは、りょうたくんのピーマンを代わりに食べてくれました

りょうたくんはママにほめられて大喜び。
小さなりょうたくんも大喜び。

その日から、りょうたくんが嫌なものは何でも、小さなりょうたくんが食べてくれるようになったのですが…

一見「どこが怖い話なの?」と思ってしまうようなお話です。

でも、実はこの後、驚きの展開が待っているのです。

食育にもおすすめのこの絵本は全編ひらがな表記なので、低学年のお子さんも楽しめます。

カッピー
カッピー

ただ、あまりの怖さに震えてしまうかも⁉

お子さんの怖い話への耐性に合わせてあげてください。

好き嫌いが多いお子さんには、ぜひ読んでほしい一冊です。

きっと読み終えたら「嫌いなものも頑張って食べる!」と言ってくれますよ。

インパクトのあるイラストと、ホラー感のあるお話が、絶妙にマッチしています。

怖さの中にユニークさもあって、繰り返し読みたくなる、クセになっちゃう絵本です。

そこにいるのはだれ? 『ついてくる』

『ついてくる』
<小川育 作・絵/教育画劇 刊>
【写真引用:教育画劇
あらすじ

遊ぶのに夢中になっていたら、帰るのがすっかり遅くなってしまった。
日が沈んで、あたりは暗い。
早く帰らなくちゃ。

ひた、ひた、ひた…

誰かがあとをついてくる。

振り返ると、そこには…

「遊ぶのに夢中で、ついい帰るのが遅くなっちゃった

こんな経験、子どもも大人もあるのではないでしょうか?

日が暮れて、薄暗い道を一人で歩くと、かすかな物音も気になったりして…

なんだか怖い気持ちになりますよね。

カッピー
カッピー

普段通い慣れた道のはずなのに…

なんだか別の道に感じるような怖さがありますよね。

この絵本は、そんな心細さや怖さ、後ろを振り返るときのドキドキ感が味わえます。

文字は少なく、漢字も出てきません

その文字の少なさがまた怖さや不気味さを引き出しているのです。

この絵本を読むと、もう暗い所で後ろを振り向けなくなるかも⁉

ぜひお子さんと一緒に、ハラハラドキドキなホラー感を味わってください。

よく見てみると? 『こっそりどこかに』

『こっそりどこかに』
<軽部武弘 作/ロクリン社・長崎出版 刊>
あらすじ

日暮れの町を走る、黄色いカッパを着た男の子。
あるものを拾いに行かなくちゃ、と急いでいます。

男の子は、日が暮れた薄暗い公園や橋、池など、いろんな場所を通っていきます。

おや?

それぞれの場所をよく見てみると?

子どものころ、薄暗い帰り道になると、いつも通る場所でも見え方が違いませんでしたか?

電柱の影が人の影に見えたり、水たまりがおばけに見えたり。

誰もいないはずなのに、なんとなく気配を感じたり

そんな怖い気持ちを表したような絵本です。

カッピー
カッピー

絵本に描かれたそれぞれの場所のイラストをよく見ると、そこには

ひと昔前の街並みを描いたような懐かしさの中に、ゾクッとする怖さを感じる一冊です。

小学校低学年のお子さんには、もしかしたら少し怖いかもしれません。

でも、何度も繰り返し読めば読むほど味が出る絵本です。

驚きの結末にも注目ですよ。

こちらの絵本は、長崎出版から2006年に出版されましたが、2022年にロクリン社から復刊されました。

2022年にはNHKのEテレ「怖い絵本」でも取り上げられ、話題となった一冊です。

YouTubeでは紹介動画も公開されていますので、ぜひ絵本の世界をのぞいてみてくださいね。

わが家にお立ち寄りになりませんか? 『スパイダー屋敷の晩餐会』

『スパイダー屋敷の晩餐会』
<トニー・ディテルリッジ 作/メアリー・ハウイット 原詩/別所哲也 訳/文溪堂 刊>

あらすじ

「わが家の居間にお立ち寄りになりませんかな?」
「めずらしい品々をたくさんお目にかけましょう。」
蜘蛛の姿のスパイダーが、愛らしいお嬢さんのフライに声をかけます。

しかし、フライはきっぱり断ります

実は「スパイダーの屋敷に関わると帰ってこられない」といった噂があったのです。

スパイダーは、あの手この手でフライに誘いをかけます

それでも、フライは何を言っても断り続けるのです。

そんなフライの姿を見たスパイダーは…

スパイダーの誘いが何とも不気味です。

でも、「ちょっとだけなら…」と思わず言ってしまいそうな、甘い言葉を次々にかけてくるのです。

それでもフライはきっぱりと断り、帰ってしまいます。

さぁ、あなたがスパイダーならどうしますか?

あきらめますか?

それとも…?

カッピー
カッピー

この後のスパイダーの行動に、ゾクッとすること間違いなしです。

驚きと恐怖を感じる展開が待ち受けています。

そして、まさかの結末が⁉

あとがきには、スパイダーから読者に向けてのメッセージがあり、絵本の世界を存分に楽しむことができます。

子どもたちへの教訓ともなるような一冊です。

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まとめ

怖い話の絵本を紹介しました。

ここで紹介した絵本は、「僕も、私も、そういうことある!」と、子どもたちが感じられるポイントがあるものばかりです。

だからこそ、より怖く感じて、絵本を楽しむことができます

大人が読んでもゾクッとするのも、子どものころに同じような経験があるからかも⁉

怖い話が苦手なお子さんや、年齢が幼いお子さんは、怖すぎてトラウマになってしまわないよう、十分気をつけてあげてくださいね。

反対に、怖い話が大好きなお子さんにはぜひ読んでほしい絵本ばかりです。

夏の暑い日に、親子でゾクッと涼しさを感じてみては?

〇●今回紹介した本●〇

◆『たべてあげる』
 <ふくべあきひろ 文/おおのこうへい 絵/教育画劇 刊>

◆『ついてくる』
 <小川育 作・絵/教育画劇 刊>

◆『こっそりどこかに』
 <軽部武弘 作/ロクリン社・長崎出版 刊>

◆『スパイダー屋敷の晩餐会』
 <トニー・ディテルリッジ 作/メアリー・ハウイット 原詩/別所哲也 訳/文溪堂 刊>

怖い話のあとに、笑える絵本はいかがですか?

親子で絵本を読んで、たくさん笑っちゃいましょう!

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